
AWS re:Invent 2018に参加してきました
こんにちは。インフラチームの西村です。
11/26 ~ 11/30の5日間、ラスベガスにて行われたAWSの世界規模のイベント「AWS re:Invent 2018」に参加してきました。
会社の出張という扱いで一週間いただき、参加することができ大変貴重な体験をすることができたのでレポートとして残させていただきます。
AWS re:Invent 2018とは
毎年、AWS に関して交流し連携を深め、AWS について学習する、クラウドコンピューティングコミュニティの最大規模のイベント
http://reinvent.awseventsjapan.com/info/how-to-reinvent/
世界中からAWSユーザーが集まり、交流・学習をし新サービスの発表に歓喜する、ユーザーにとってのお祭りです。
今年で7回目となりますが、年々参加者も増え、今年は参加者が5万人を超えたそうです。
会場となるホテルも7つとなり、会場間を歩くだけでもラスベガスを満喫できるほどです。(個人の感想)
http://reinvent.awseventsjapan.com/campus/
特に会場は地図上では近く見えるが、歩くと結構かかるというのを改めて実感し、
規模の大きさを存分に体感致しました。
↑宿泊していたミラージュホテルから会場の一つであるベラージオへ歩いている時の一枚。
どの建物も大きすぎる・・・
またホテル間もさることながら、ホテル内もセッション会場までは歩くことになります。
バス、タクシー移動するからそんな歩かないだろう、と舐めてはいけません。
とにかく足を使うイベントです。
↑ホテル内はいたるところに「Ask me!」と書いたTシャツを着た方がいるので、その方達に道を聞けば迷わず行けます。
拙い英語でも理解してくれて大変助かりました!
セッション
5日間参加し、セッションからワークショップまで体験して来ました。
当たり前ですが、セッションもワークショップも雑談も全て英語です。(世界中の人がいるので全てというとあれですが・・・)
残念な事に自分の英語力は壊滅的です。
正直に言うと、しゃべっている事を正確に理解できてはいません。
ですが、スライドと単語からある程度は把握できたかな・・・という感じです。Google翻訳先生様様です。
写真が残っている範囲でいくつか紹介します。
From Monolith to Microservices (And All the Bumps along the Way) (CON360-R1)
https://www.youtube.com/watch?v=gahR0_ZrYHs
なぜ聞きに行ったのか
マイクロサービスへの変遷についての知見を聞きたかった為
内容の概要
前半はモノリスなサービスをマイクロサービスへ移行するとどのように変える必要があるか。
その為にAWSにはどんなサービスがあるか。
後半はDuolingoさんが実際にマイクロサービスへと変更したお話。
得られた知見
後半のDuolingoさんがモノリスなサービスをマイクロサービスへ変遷していったお話は興味深かったです。
使用しているサービスはApplibotで使用しているものも多く、参考になりました。
(自分はこのセッションでDuolingoと言うサービスを知ったので早速アプリインストールしました。)
また、こちらのセッションはベネチアンホテルのシアター会場で行われたのですが、
とても広いのと豪華な内装で、雰囲気も楽しめました。
3日目のKeynoteもこの会場で配信を見ていました。
Supercell – Scaling Mobile Games (GAM301)
https://www.youtube.com/watch?v=wqz7AunrzcU
なぜ聞きに行ったのか
同じゲーム業界でも世界規模の展開をしているゲームのスケーリングに興味があった為
内容の概要
Supercellさんの会社としての文化、チームにどのような権限を持たせ、どのようなポリシー開発しているか。
インフラ面ではどのようにスケールさせるか。
データ解析基板の変遷について。
得られた知見
組織、サーバースケーリング、ログ解析と悩みは世界共通だなと感じました。
昨今のマイクロサービスを作るようなチームにするには、カルチャーとしてあった
「小さく」「ボトムアップ」「独立と責任」がなされるチームとならなければ、難しいと感じています。
会社のカルチャーとして、チーム作りの理念があるのは見習いたいと思います。
Supercell culture
"Best teams make the best games"
- small teams
- bottom up - not top down
- independence and responsibility
What’s New with the AWS CLI (DEV322-R1)
https://www.youtube.com/watch?v=i4Prnei87ao
なぜ聞きに行ったのか
Applibotでもずーっと使用しているAWS CLI
そのUpdateについての興味
内容の概要
AWS CLIのこれまでのUpdate。
そしてv2/Wizardsの発表とDEMO。
得られた知見
予測変換機能はキャッシュさせることでリソースまで補完対象となったり、
wizardでの対話式な使い方もできるようになる。
自動補完の強化はとても嬉しいですね。
さらに便利に使えるようになりそうです。
その他
上記以外にも様々なワークショップやセッション、ExpoやQuadといった企業ブース巡り等も行い満喫してきました。
移動中の飲食もホテル内で常に軽食が出ていたので、お腹が空くことも喉が乾くことも無く快適でした。
Keynote
re:Inventと言えばやはりKeynote。
https://reinvent.awsevents.com/learn/keynotes/
ここで数々の新サービスが発表されるので(Keynote以外でもかなり発表されますが)、朝早くから多くの人が並びます。
2,3,4日めの朝に行われ、自分は3日目はシアター会場で聞き、4日目は朝から並んで会場で聞いて来ました。
AM6:30の様子。(開場1時間前)
朝ご飯も食べずに並んでみました。
大体6:30以降から続々と列が長くなっていった印象。
結果真正面で見られたので満足です。
re:Play
4日目の夜に開催されるパーティーイベント
DJがプレイを披露する「CLUB」
体を使うアトラクション多数な「GAME」
バンド演奏ゾーン「LIVE」
があり、パリピになりきってはしゃぐ会です。
↑「GAME」ゾーンにあった鉄球(やわらかい)をぶつけて落とし合うゲーム。
自分も参加しましたが、とても盛り上がりました!
最終的にもろに食らって吹っ飛んだのもいい思い出です。
実際に参加してみてどうだったか
私のAWS利用歴は前職含めて6年になりますが、re:Inventは今回が初参加でした。
参加した上で何より伝えたいと思ったことは、
このイベントはAWSでサービスを作ってる人、作ろうと思っている人、
全てが参加したら楽しめるお祭りだったということです!
これまでは行きたいという思いはありつつも、
セッションはYouTubeで見れるし、
Updateは現地行かなくても情報流れてくるし、
一週間もラスベガス行ったところで日本で見てるのと大差ないだろうと。
英語ができない、業務調整が大変、会社の説得が大変、海外怖い。
そう思っていた時期が僕にもありました。
しかし、毎年報告会を聞く毎に現地の熱気を感じたい思いが募り、
会社へのプッシュと調整を重ね今回は行くことができました。
関わっていただいた全ての方に感謝します。いい会社です!
重ねて言いますが、僕の英語力は壊滅的です。
ですが、結果としてはものすごく楽しめました!
行けない理由が「英語ができないから・・・」であれば、気にしない方が良いです。
AWSのサービスを使っていれば共通言語としてわかる話がたくさん。
Keynoteでは日本語通訳あり、雰囲気と新サービスで盛り上がります!
日本人の参加も多く、現地での交流も多いです。
Japan Nightという日本人のre:Invent参加者が集うイベントも開催されます(別料金)
↑JEWELというナイトクラブ。めっちゃパリピ感。
ただ、英語はできれば良いのは間違い無いです。
実際、自分はチョークトークセッションに参加する勇気はありませんでした。
http://reinvent.awseventsjapan.com/learn/chalk-talk/
海外の方に話しかけられても、カタコト・単語でグダグダな返ししかできず、交流の機会をかなり潰してしまっています。
これから一年の課題です。
そんな落ち込みもありましたが、参加してみて一番衝撃を受けるのが実際の規模感でした。
ラスベガスの巨大なホテルを7つも会場とし、世界中から5万人を超える参加者が集う。
最新の構成、技術についての話を毎日聞ける。
セッション聞くのも体験するのも全部知らない外国の人と。
改めて世界規模のサービスを使ってるのだと実感しました。
まとめ
自分自身、初海外、初海外カンファレンスとなりましたが、本当に行けてよかったと感じました。
モチベーションが刺激され続けた5日間だったので、今後のパフォーマンスをあげられるようにしていきます!
今回発表されたサービス・追加機能でApplibotでも取り込めそうなものがいくつかあるので早速検証中です。
来年参加までの目標として以下を掲げておきます!
– AWS認定資格を何かしら取得し、社内でも取得者を増やす
– Applibotから行ける人を増やす
– 英語頑張る
– 写真ちゃんと撮る
AWSでのサービス構築に興味ある方は是非とも、
Applibotインフラチームまでご連絡ください。
来年は一緒に行きましょう!
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