アプリボット技術ボードの歴史

現在アプリボットでは現在、「技術ボード」と言う組織が存在します。

技術ボードは社内の技術的な問題や、エンジニアの働く環境についてプロジェクトを横断して考える組織で、社内の選抜されたエンジニアで構成されています。

今回はその技術ボードについて、発足から現在に至る歩み、今後の未来への展望をご紹介したいと思います。

 

①技術戦略室発足(2014年10月〜2015年3月)

2014年10月、現在の技術ボードの前身である「技術戦略室」が設立されました。

技術戦略室は、社内から選抜した8人のエンジニアで構成され、会社全体で起こっている技術的な問題を解決したり、エンジニアのスキルの底上げを目的として立ち上げられました。

それまでのアプリボットのエンジニアは自分のプロジェクト外での横のつながりが弱く、多くの問題を各プロジェクトで抱え込んでいました。

また、あるプロジェクトで起こった問題を、他のプロジェクトでも再び起こしてしまうということもしばしばありました。

そこで、「技術戦略室」という横軸組織を立ち上げることで、横軸の連携を増やし、会社全体で積み重なっていた問題をどんどん解決していきました。

アプリボットで積み重なっていたエンジニアの課題を洗い出し、解決を試みていきます。

もともと各プロジェクトで中心となっているエンジニアが選抜されていたため、それぞれの問題に対してレベルの高い議論がなされていました。

 

また、これまでなかなかプロジェクト外の問題を考える機会の少なかったエンジニア達にとってもいい機会となり、組織のことを考えられるエンジニアが増えた点は良い成果でした。

前述の意識改革であった考え方についても、この選抜されたメンバーで組織のことを考えたことによって、より浸透しました。

こういったエンジニアの横軸組織を作るのは初めてだったこともあり、試行錯誤の繰り返しではありましたが、こういった組織ができたことはアプリボットのエンジニアにとって大きな一歩だったと思います。

 

②2代目技術戦略室(2015年4月〜2015年9月)

発足から半年後、技術戦略室は形を変えます。

まずエンジニアの全社員を対象とすることにしました。

そして5人のリーダーを立て、各リーダーが選抜したメンバーでチームを組み、技術戦略室の施策を進めていくという形を取りました。

横軸のエンジニア施策を進めていくという意味では初代の技術戦略室と同じですが、そこに全てのメンバーを巻き込むことで、よりスピードを加速させて行くという考えでした。

この時実施した施策としては、下記のようなものがあります。

 

・アプリボットハッカソン

アプリボットのエンジニアを集め、ハッカソンを開催しました。

アプリボット内では初めての試みでしたが、普段とは違うメンバーで普段と違うアプリを触り、一日集中して開発することで業務ではできない経験ができ、エンジニアとしてもとても盛り上がったイベントになりました。

 

・技術一覧の作成

各プロジェクトの開発で使用した技術の概要と詳細の一覧化し、会社全体に展開しました。

それまではそれぞれのプロジェクトでどんな技術を使っているかという情報が分かりづらかったため、可視化することが目的です。

 

・エンジニアブログ

本ブログてっくぼっとの開始も、この技術戦略室がきっかけでした。

アプリボットのエンジニアのことをより多くの人に知ってもらうため、広報活動の一環として始めました。

実施した施策もそうですが、全エンジニアが組織全体の問題に対して向き合う機会が作れ、エンジニア組織としての力が上がった半期となりました。

 

 

③技術ボード発足(2015年10月〜2016年3月)

このタイミングで技術戦略室は解散します。

1年間様々な施策をどんどん実施してきましたが、当時考えていた全メンバーで取り組める施策をある程度やり尽くし、次のステップへ進むタイミングが来たためです。

そしてここで発足したのが、現在も続く「技術ボード」です。

技術ボードには前述の技術戦略室のリーダーの中から選ばれたメンバーで構成されています。

それと同時に、アプリボットの経営ボードにも技術ボードのメンバーが入ることとなりました。

経営ボードとは、役員と選抜された数人のメンバーで構成される組織で、会社全体の経営や問題の解決に取り組む組織です。

これはエンジニア組織にとって、大きな転機となりました。

役員とエンジニアが密にコミュニケーションを取ることで、会社としての考え方、向かっていくべき方向性を会社とエンジニアの双方で認識を合わせることが出来ました。

そして会社全体で抱える問題や、経営について一緒に話し合う機会を持つことによって、技術ボードのメンバーが組織について考える力がより強くなったと思います。

 

また、このタイミングで技術ボードのメンバーがそれぞれ担当のプロジェクトを複数ずつ持ち、エンジニアリングの責任者としてマネジメントをする形を取ります。

この頃運用タイトルが過去最も多くある中、新規タイトルの開発もいくつか始まりました。

全体のプロジェクトの数も多くなる中、各プロジェクトによる品質の差を防いだり、プロジェクト間で情報を共有しあうことによって、問題解決のスピードも早めるためです。

これは技術ボードメンバーが中心となって各プロジェクトのメンバーが集まる場を作ったり、情報を吸い上げて共有することで、大きな効果を発揮します。

 

例えば新規開発タイトルでは、毎日夕会を行い各自作っているものやぶつかっている問題の共有を始めました。

これによって問題点に対して多くの人の意見を得られたり、既に同じ問題に当たったプロジェクトがあればすぐに解決することもありました。

また、どのプロジェクトでも共通で使うような機能(ユーザ認証やランキングシステム等)は最初に作ったプロジェクトの実装を展開し、開発の工数も大きく削ることが出来ました。

運用タイトルでは、技術ボードメンバーが全てのタイトルのプロデューサーやリーダー陣と定例でコミュニケーションを設ける場を作りました。

 

それまでは運用開発も各プロジェクトの方針に任せてやってきましたが、共通で見るマネージャーが入ることにより、双方で起こっている課題や解決策の共有が行われるようになり、問題の解決がスムーズに実施されるようになりました。

また、各プロジェクトでの開発フローのいいところを共有して取り込んだりと、改善も活発に進みました。

 

④技術ボードメンバー増員、チーフ制開始(2015年4月〜現在)

そして技術ボードも半年後、2人の新メンバーを迎えました。

ここから技術ボードは、半期毎にメンバーの入れ替えを実施する方針を始めます。

若手を入れたり、様々なプロジェクトからメンバーを加えることで、問題点のインプットを増やしたり、議論の観点を増やすためです。

さらに技術ボードの発足当初からメンバーだった3名が「チーフエンジニア」となり、引き続き複数プロジェクトを横断してのマネジメントを行っています。

また、その他の技術ボードメンバーの選定も、チーフエンジニアが担当しています。

 

現在では横軸での施策に加え、各プロジェクトで日々上がっている課題についても、この技術ボードで話すことが多いです。

昔であれば各プロジェクトで問題がおきたらそれぞれで考え、解決するのが普通でした。

そのためプロジェクトの経験値や、人員によって内容に差が生まれていました。

また、同じような問題に対してもそれぞれ考え、別々の対応をしていることも多くありました。

 

それが現在では各自様々な経験、知見を持った技術ボードメンバーで話し合って解決に当たっています。

ここで話し合われることによって過去の経験が生かされ、ノウハウも蓄積され、解決方法の質も向上しました。

 

また、アプリボットのエンジニア組織の今後についても話されています。

「世界震撼」というアプリボットのビジョンに対して、エンジニア組織はどうなっていけばいいのか?どういうエンジニアが必要なのか?なにをやっていけばいいのか?という中長期に関する目標を話したり、それに向けての施策を考えたりもしています。

 

最近実施している施策で大きいところでは

 

・エンジニアビジョンの策定、浸透

これはアプリボットのエンジニアはどうあるべきか?どういうエンジニアが求められているのか?をまとめたビジョンになります。

今後のエンジニアの行動指針であり、求めるエンジニアの人物像を表すものにもなります。

 

・情報発信の強化

上記のエンジニアビジョンに合うエンジニアだったり、いいエンジニアに集まってもらうためには、アプリボットのことをより多くの人に知ってもらう必要があります。

なのでアプリボットの技術だったり、どんなエンジニアがいるのか、といったことをこのてっくぼっとを含め発信しています。

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・交流の活性化

前述したように、プロジェクト間での課題や情報の共有といったところは活発に行われるようになりました。

しかし、エンジニア個人間での交流や、ライトな会話はまだ少ないと感じることが多くありました。

そこで、エンジニア全員を対象にしてチーム分けしたシャッフルランチや、全員を集めての懇親会やLT会を定期的に開催するようになりました。

普段関わりの少ない新規開発、運用プロジェクトの交流が生まれたり、「うちの会社にはこういう人もいるんだ」ということを知る機会にもなり、参加者からもとても好評な施策となっています。

といったことをやっています。

 

最後に 〜これからの技術ボード〜

以上のように、アプリボットのエンジニアはこれまで約7年のうちに様々な変遷を経て、現在の技術ボードを中心とした組織が出来上がりました。

そして日々、エンジニアからも組織をより良くして行こうと考えています。

まだまだ課題はありますが、これからも「世界震撼」をさせられるようなエンジニア組織を作っていければと思います。

 

 

 

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